13月13日 「マナ、知ってるか?明日は13月13日だぜ。」 「え?何?13月?」 「そう、13月、しかもその13日。恐ろしい日だ。」 「えー、確か、旧暦にも13月って無かったはずだよ。」 「うん、これはマジムンたちが多く住む異次元の世界の暦さ。その世界は地球と同じ空間にあるから1年は地球と同じ時間なんだけど、4週間28日で1ヶ月だから13月まであるんだ。」と、隣で飲んでいたゑんちゅ小僧が説明する。 「その13月だけが29日あって、そのうち、13月13日は特別な日となっている。曜日名もこの日だけの特別な名前が付いているんだ。冥曜日ってさ。」と続ける。 「メイ曜日って、冥王星の冥?」 「そうだ。」と俺が答える。「知ってるか?冥王星の冥は”闇”とか”死後の世界”とかって意味があるんだ。だから、恐ろしい日なんだ。悪・・・おっと、と、いけねぇ。また、アイツを呼ぶとこだったぜ。」 −−−ある日のユクレー屋の情景−−− |
語り:ケダマン 2007.12.14 次のケダマン 前のケダマン 最初のケダマン ユクレー島 |