エンマン大王の仕事 「エンマン大王って、偉いの?」 「偉いって意味がよく解らんが、力はあるな。俺よりは遥かに、ガジ丸やモク魔王よりずっと、シバイサー博士よりもまだ上だな。」 「ふーん、どんな仕事してるの?」 「人がそれぞれ持っている妄想をそれぞれの形にするのがエンマン大王の仕事さ。」 「どこにいるの?」 「人が次のステージに行く途中にいるよ。こんな感じで人々を眺めているよ。今、ユーナの脳にイメージ送るからな。・・・見えた?」 「うん、見えたけど、何で大王の傍に色っぽい人が立ってんの?なんかちょっと女性の扱い方に問題無い?セクハラだと思うんだけど。」 「あー、それは、俺の妄想だ。」 「えーっ、ケダマンもスケベなの?」 「ん?スケベってか?言ってなかったっけ?俺は人間だった頃、比類なきスケベだったんだぜ。ホントはこの女も裸にしたいくらいだぜ。」 ―――ある日の、ユーナとの会話――― |
語り:ケダマン 2006.7.7 次のケダマン 前のケダマン 最初のケダマン ユクレー島 |