ハママンネングサ
 8月の中旬に「宮古諸島5泊6日オヤジ二人旅」に出かけ、楽しい時間を過ごした。ガジ丸HPには既に過去のいくつかの旅日記を載せているが、宮古旅も載せる予定でいる。300坪の畑仕事、及び、度重なる台風襲来のお陰でそれが果たせないでいる。
 旅日記は実は他にもある。今年(2012年)春の「美女と二人粟国島」、「美女とヒツジ2匹伊是名伊平屋旅」、昨年秋の「八重山与那国4泊5日オヤジ二人旅」の3編、いずれもあらすじは書いてあり、いずれもそのうちHPに出す予定ではいる。

 旅先では動物や植物の写真もたくさん撮ってある。ハママンネングサもその一つ。
 植物写真を収めてあるパソコンのフォルダを開き、ハママンネングサを見ると2012年4月28日13時28分とある。そこで、日記、旅日記では無い日常の日記を見る。その時私はどこで何をしていたかが概ね分かる。若い美女と二人で粟国島へ出かけ、12時頃に着き、民宿へチェックインし、小雨の中、二人で島を散歩している。その散歩の途中の、民家の石垣塀にへばりつくようにして生えていた。
 若い美女とはイイ感じで時間を過ごしたのだが、旅から帰ってしばらく後にケンカ別れした。ハママンネングサの写真を見たら、そのことが真っ先に思い出された。

 ハママンネングサ(浜万年草):花壇・鉢物
 ベンケイソウ科の多年草 南西諸島に分布 方言名:不詳
 名前の由来は資料が無く不明だが、海岸に多く自生するところからハマ(浜)とついたのであろう。マンネングサは広辞苑にあり、名前の由来についての記述は無いが万年草と漢字表記されている。他の多肉植物、同じベンケイソウ科のカランコエやカネノナルキなどと同じく生命力が強いところから万年なのであろう。
 『沖縄園芸大百科』にはハママンネングサでは無く、シママンネングサの名であった。シママンネングサは『沖縄植物野外観察図鑑』では別名としてあった。これも由来は書かれていないが、南西諸島の島々に分布するところからシマ(島)なのであろう。
 茎、葉はやや多肉質で、茎は分枝が多い。高さは10〜20センチほど。多く分枝したその茎の先に星型の黄色い花を群れて咲かせる。開花期は4月から6月。

 花
 記:島乃ガジ丸 2012.10.25  ガジ丸ホーム 沖縄の草木
 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行
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