サクラツツジ
 沖縄島北部(通称ヤンバル)の本部町八重岳、今帰仁村今帰仁城などの桜祭りも終わったが、そのどちらにも若い頃、私は出かけている。若い頃とはもう30年以上も前だ。独身の男女数名でグループ交際もしていたので彼らと一緒だったか、この私に恋人がいた時期もあったので彼女と一緒だったか、もうよく覚えていない。胸キュンの想い出だ。
 沖縄の花祭りは、調べるといろいろあるみたいだが、私が若い頃からあったのは、有名なものは東村のツツジ祭りというのもあった。それにも私は出かけている。誰と一緒だったかは、これもはっきりは記憶していない。はっきり思い出そうとすると、桃色だったあの頃に比べ今の自分の寂しさを強く感じ、胸キュンが強くなり過ぎて心臓麻痺を起こしかねない。よって、はっきりと思い出さずにモヤーとしたままにしておく。

 東村のツツジ祭りには様々な種のツツジが植栽されていた。それぞれが見事に咲き誇っていた。などといったことは記憶に残っている。しかし、その頃の写真は無い。沖縄の植物をHPで紹介しようと思い付くずっと前、デジカメも持っていない頃の事。
 サクラツツジはそれからずっと後、沖縄の植物も動物もバシバシ、カメラに収めている頃の、2011年の今頃、2月13日に海洋博公園で撮っている。その時誰と一緒だったかは記憶に無いが、その頃の日記は残っている。調べると、大学時代の友人3人で行っている。何の目的だったかは日記にも書いていない。相手が男だと日記も短い。 
 サクラツツジ(桜躑躅):生垣・添景
 ツツジ科の常緑低木 沖縄島中北部の山地、久米島に自生する 方言名:ヤマザックヮ
 名前の由来、資料が無く正確には不明だが、漢字表記の躑躅は漢名で、ツツジという発音は朝鮮語からきているのではないかと『木の名の由来』にあった。朝鮮語によるツツジの呼び名が日本語のツツジという発音によく似ているとのこと。サクラは「サクラの花に似た」といった意味だと思われる。
 根元から分枝し株立ち状となり、高さは2〜5mになる。花は大きく径4〜5センチ、淡紅紫色で内面に紫褐色の斑がある。開花期は冬〜春。材は床柱に利用される。
 基本種の花色は紅色、園芸品種に紫、白、八重咲きなどがある。『沖縄植物野外観察図鑑』にシロバナサクラツツジという品種が載っていた。その名の通りの白花。 
 花
 記:島乃ガジ丸 2019.2.10  ガジ丸ホーム 沖縄の草木
 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
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 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
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 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
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 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
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 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行
 『ニッポンの野菜』丹野清志著、株式会社玄光社発行
 『藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修、NHK出版編
 『やんばる樹木観察図鑑』與那原正勝著、ぱる3企画発行
 『熱帯の果実』小島裕著、新星図書出版発行
 『熱帯花木と観葉植物図鑑』(社)日本インドアグリーン協会編、株式会社誠久堂発行
 『ハーブを楽しむ本』川口昌栄編集、株式会社集英社発行
 『琉球薬草誌』下地清吉著、琉球書房発行
 『沖縄やんばるフィールド図鑑』 湊和雄著 実業之日本社発行
 『グリーン・ライブラリー』タイムライフブックス発行
 『ネイチャーガイド 琉球の樹木』大川智史・林将之著、株式会社文一総合出版発行
 『つる植物』沖縄都市環境研究会著 (有)沖縄出版発行
 『熱帯アジアの花』ウィリアム・ウォーレン著、チャールズ・イー・タトル出版発行
 『講談社園芸大百科事典』野間省一編集、講談社発行
 『沖縄の薬草百科』多和田真淳・大田文子著、那覇出版社発行
 『沖縄食材図鑑』田崎聡著、有限会社楽園計画発行
 『自分で採れる薬になる植物図鑑』増田和夫監修、柏書房株式会社発行
 『家庭で使える薬用植物大図鑑』田中孝治著、社団法人家の光協会発行
 
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