| 若狭海岸歩けば 手を繋いで歩けば 海の風強く吹いて 少し寒いねって言う 大きな波が来るたび 飛沫が僕らを包む 冷たいねって言うたび 僕は体寄せる 若狭海岸歩けば 手を繋いで歩けば 十月の空青く 柔らかな陽がそそぐ 甘い匂いは風に 揺れてる君の髪の毛 遥か空の彼方へ 届いて行きそうな  海岸端の公園 ベンチに二人腰掛け 波の音に包まれて 語る言葉何も無くて 浮かれ唄聞くよりも 傍にいるだけでいいさ 触れる肩の温もり 感じているんだ （間奏） 若狭海岸歩けば 手を繋いで歩けば 絡んだ指が僕の ポケットの中で遊ぶ 西へ傾くオレンジ 東へ伸びる影法師 遥か海の彼方へ 続く道もありそうな 海辺の店は夏の 名残一つ無くて 灯りも消えたままで 行ったきりの淋しさか せめて月夜の晩なら 寄せては返す波に 足を濡らしてみたいな 帰ってくるかな （間奏） 若狭海岸歩けば 手を繋いで歩けば 海の風強く吹いて 少し寒いねって言う 大きな波が来るたび 飛沫が僕らを包む 冷たいねって言うたび 僕は体寄せる |