ハゴー板 「ユーナ、シバイサー博士の倉庫から面白いもの、見つけてきた。」 「え!なに?博士の発明?」 「発明というのかな、これも。羽子板の汚いものって感じだが。」 「羽子板の汚いもの?何、それ?」 「博士がハゴー板って呼んでいた。知ってるか?ハゴーって。ウチナーグチで汚いって意味だ。汚いって、汚れているという意味もあるが、下品って意味もある。このハゴー板のハゴーは、どちらかというと下品って意味みたいだな。」 「どこが下品なの?見せて。」というので、2つあるハゴー板の1つを渡す。 「ん?きれいな着物着た女の人が描かれているだけじゃない。」 「おー、とりあえず、遊んでみようぜ。」と我々は外に出て、羽根突きをする。 「げっ!ハゴー!ケダマンの羽子板、裸の男が描かれてある。下品だあ!」 「ユーナ、お前のハゴー板見てみろよ。着物姿の美女が脱いでいるぜ。」 「え!ウソ、あ!ホントだ。しかも、後向きが前向いている。ハゴー!」 「運動して汗をかいたから脱いだ、というわけなんだなきっと。さすが博士だ。」 −−−ある日のユーナとの会話−−− |
語り:ケダマン 2007.1.19 次のケダマン 前のケダマン 最初のケダマン ユクレー島 |