正義の味方コラスマン 　「ねえ、地球以外にも人の住んでいる星があるの？」 　「それはつまり、宇宙人はいるの？ってことか。そりゃあいるだろうよ。」 　「ケダは宇宙人に会ったことあるの？」 　「宇宙人と知って会ったことは無いな。みたいな奴には何度も会っているが。あっ、そうそう、ガジ丸は宇宙人のことをよく知っているよ。・・・そうそう、こんな話を聞いたぜ。ウルトラの星みたいに正義の味方が住む星が他にもあって、そこの一人が、ウルトラマンが活躍するよりずっとはるか昔に『正義の味方になって活躍してやろう』と思って、地球へ出かけたのだそうだ。悪を懲らしめるのでコラスマンという名前で意気揚々と。」 　「ふーん、それで、活躍したの？」 　「彼が地球へ降り立ったとたん、大地震が起こり、世界中が大津波に飲み込まれたんだそうだ。自分の大きさを考慮に入れていなかったんだな。コラスマンは地球を救うどころか大被害を与えてしまったんだな。『こりゃ済まん』と言って帰ったそうだ。」 　　　―――ある日の、ユーナとの会話―――

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