好きと嫌いは表裏一体 「嫌いなものは好きなもの同じように印象が強いから、大嫌いなものは大好きなものと同じくらい深く心に残って、それがユーナの妄想になるんだな。ユーナの嫌いなものは何だ?」 「ヘビとかトカゲとか」 「ユーナの妄想世界にはきっと、ヘビやトカゲがいっぱい出てくるぜ。」 「えーっ、嫌だなあ。どうしたらいいのさ。」 「嫌いなものを無くせば良いのさ。」 「ヘビは好きになれないよ。」 「好きにならなくてもいいんだ。フツーだと思えばいいんだ。」 「うーん、ヘビがフツーか、難しいなあ。」 「だけどユーナ、妄想は暴走するってのは嫌いなものも同じだぜ。ユーナの妄想に出てくるヘビやトカゲは可愛いかもしれないぜ。愉快なヘビが出てくるかもよ。好きと嫌いとは同じことなんだな。その思いが強ければ強いほど暴走する。」 ―――ある日のユーナとの会話――― |
ナン蛇カン蛇 ユーナの妄想世界に出てくる漫才ヘビ |
語り:ケダマン 2006.8.18 次のケダマン 前のケダマン 最初のケダマン ユクレー島 |