ヤブカラシ
 ガジ丸HPを始めてから、私の周りにはいろいろな生き物たちが生きているんだということに今さらながら気付いた。白いチョウはモンシロチョウ、黄色いチョウはモンキチョウとばかり思っていたのが、白いチョウや黄色いチョウにはいろんな種類があることも初めて知った。アゲハチョウも、アゲハチョウという1種だけかと思っていたのが、多くの種類があることも知った。シロオビアゲハだけしか認識できなかったのが、ミカドアゲハやアオスジアゲハが飛ぶのを見て、それと認識できるようになった。

 もう3、4週間も前から、職場の庭の一角にたくさんのアオスジアゲハが群れているのを見ている。十数匹という数がいる。アオスジアゲハのお目当ては辺り一面を覆うようにしてそこに咲いている花。その花の蜜を吸いに来ているのだ。
     
 花を咲かせているのはつる性の植物。マンゴーの木やマツ、クロキ、ネズミモチなどに絡まっている。一つ一つの花は小さくて、花びらを開いている風でも無く、また色も黄白色であまりきれいとは言えない。ただ、小さな花はたくさんの数がかたまって咲いており、蜜の量が多いのでチョウが大挙して押し寄せてきているのであろう。アオスジアゲハだけでなく、ナミエシロチョウ、モンシロチョウ、キチョウなどもいる。数種類のハチやアブなどもやってきている。虫たちにとっては美味しい蜜なのかもしれない。ただの雑草とばかり思っていたが、侮れない雑草。写真を撮り、名前を調べた。

 ヤブカラシ(藪枯らし):野草
 ブドウ科の多年生蔓性草本 日本、中国、インド、他に分布 方言名:イチハグサ
 道端、空地でよくみかける蔓性の雑草で、巻きひげで他の植物などに絡み付いて一面を覆う。覆われた植物が枯れたりすることから藪枯らしという名前らしい。
 アオスジアゲハが群れ飛ぶ下にヤブカラシの花が咲いている。小さな花がまとまってたくさん咲いている。その蜜がアオスジアゲハの大好物なのだろう。何種類かのハチもやってくる。が、色も形もきれいな花とはいえない。が、花後の黒光りする実はきれい。
 ヘクソカズラ、リュウキュウボタンヅルと生育環境が同じで、この3種は同じ場所でよく見かける。ヘクソカズラが少し先駆けるが、開花時期もほぼ同じ、6月から7月。
 別名をビンボウカズラとかビンボウヅルとかいう。

 実
 記:島乃ガジ丸 2005.7.10  ガジ丸ホーム 沖縄の草木
 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
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