ヤブジラミ
 断捨離って言葉を最近知ったが、私は数年前からそれをやっている。ワンボックスカー1台に収まる分だけで生活しようと思っての事。いつでも夜逃げができるから、というわけでは無く、いつでも今住んでる所から引っ越すことができるからという理由。
 もう既に書籍の8割方、昔のレコードのほとんど、音楽CDの多く、録画したDVDのほとんど、写真のほとんど、自分の書いた設計図等書類のほとんどを処分した。これから手紙類を捨て、日記は少し悩んでいるが、これも多くは捨てようと思っている。
 処分されなかった音楽CDは今、部屋の中に30数枚ある。クラシックが10枚ほど、沖縄民謡が10枚ほど、日本の歌手のアルバムが10枚ほど、その他が数枚。日本の歌手のアルバムでは青春の頃に大きな影響を受けた高田渡が4枚と最も多い。次に多いのは一時恋をしていた鈴木亜紀で3枚、他は友部正人1枚、つじあやの1枚となっている。

 ヤブジラミのシラミはあの血を吸う虱のことだが、虱と言えば高田渡の歌に『しらみの旅』なんてのがあったとすぐに思い出した。タイトルは思い出したが歌そのものは出てこない。で、CD、渡のファーストアルバム『ごあいさつ』を取り出し、久々に聴いた。
 『しらみの旅』は渡の作詞では無く添田唖蝉坊の作。青春の頃の私に何ら影響を与えなかったようで、聴いても特に思うことは無く、何の想い出も無かった。

 シラミと聞いて想い出すことは別にある。私自身はシラミにたかられた記憶は無いが、子供の頃、我が家にしばらく居候していた親戚の女の子がいた。彼女が家に来たその日、「髪の毛にシラミがいっぱいいるさぁ、すぐにシャンプーしなくちゃ」と母が言い、彼女を浴室へ連れて行ったことを想い出す。可愛い子だったが、それで私は近付けなかった。
 シラミは人間の血を吸い、とても痒いものと聞いていた。で、子供の私は怖かったのだ。ヤブジラミはしかし、血を吸うことも無く、触れてもちっとも痒くない。

 ヤブジラミ(藪蝨):野草
 セリ科の越年草 日本各地に分布 方言名:不詳
 名前の由来は『琉球弧野山の花』に「和名は本種が藪でよくみかけることと、棘のある果実が虱のように衣類に付着しやすいことによる」とあった。
 名前の由来にもなっている果実に特徴があり、釣針のように先がかぎ状になった刺毛が密生し、衣服や動物の毛などに付着しやすくなっている。長さは3ミリ内外。
 葉は1〜2回3出羽状複葉。枝先に花序を出し多数の小花をつける。花は白色。開花期について、広辞苑には夏とあったが、沖縄ではもっと早い。文献の写真は3月と5月で、私の写真は4月。よって、沖縄では春としておく。
 道端や野原に生える低地の雑草で、高さは30から100センチ。飼料になる。果実を乾したものは生薬となり、消炎、強壮剤に用いられるとのこと。

 花
 記:島乃ガジ丸 2013.7.20  ガジ丸ホーム 沖縄の草木
 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行
 『ニッポンの野菜』丹野清志著、株式会社玄光社発行
 『藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修、NHK出版編
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