セロリ
 私の小さな畑に植えられる野菜の種類は、そう多くは無い。いつもあるのはニラとネギで、シマトウガラシが季節になると収穫でき、シソもほぼ定期的に植えつけている。その他は季節に合わせて、その都度、農協で苗を買ってきて植えている。
 毎年植えられる野菜はだいたい決まっていて、およそ20種。その中には冬野菜としてセロリも決まって入っている。セロリは大好物というほどのものでは無いが、サラダで美味しく、スープや炒め物にしてもその香りが引き立って美味しい。寒い冬、セロリスープは体を温めてくれ、冬の夜、セロリ炒めはワインにピッタリの肴となってくれる。
 スープや炒め物にするとその香りがさらに引き立つと書いたが、セロリの良さはシャキシャキした歯ざわりとその香り。私はその香りが好きなのだが、友人にセロリが食えない男がいて、その理由が「薬臭い」ということだった。私は薬臭いなんて感じない。彼の方が敏感なんだってことだろう。しかし、そのせいでセロリの味が味わえないなんて、あまり敏感なのも人生の上では損なのではないかと、私は思ったのであった。

 セロリ(白芹・洋芹):野菜
 セリ科のニ年生草本 原産分布は東ヨーロッパからインドまで 方言名:無し
 私の畑のセロリは、大きくなった葉を順次収穫していくが、数ヶ月立つと中心から花茎が伸びて、花が咲いて、そこで収穫は終わる。いつも一年生である。二年生とは知らずにいたのだが、調べてみると、春蒔きにすると二年生になることがあると文献にあった。
 漢字からするとシロセリ、ヨウセリが和名になると思うが、オランダミツバともいうらしい。また、広辞苑に「16世紀末、朝鮮出兵の際に加藤清正が持ち帰ったといわれ、清正人参の名がある。」ともあった。セロリは英語のceleryからきているのかと思ったが、これだとしかし、セルリーといった発音となりそう。で、もしかしたらセロリは、加藤清正の時代、関わりのあったポルトガル語かオランダ語なのかもしれない。
 原種は薬用、香料として用いられたと文献にある。

 花
 記:島乃ガジ丸 2005.8.27  ガジ丸ホーム 沖縄の草木
 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
inserted by FC2 system