マニラヤシ
 家から金曜日の職場に行く途中に琉球大学がある。広いキャンパスにはいろいろな植物が植栽され、または自生しているので、植物の写真を撮り集めている私には魅力的な場所である。しかし、このガジ丸HPを立ち上げてから約1年半になるが、私が琉球大学へ植物の写真を撮りに行ったのは、まだたったの2回しかない。キャンパスが広すぎるのである。半日費やしたとしても、全体の10分の1も回れないだろう。その上、どこにどんな植物があるか分らないので、無計画に歩き回ると無駄足が多いと思われるのである。
 そんな無駄足を覚悟して先日、2回目の琉球大学キャンパス散策を決行した。3時間歩いて撮った写真は5、60枚、そのうち使えそうな写真は20枚。そのうち名前の判明したものは植物が5種、動物が3種であった。
 判明した植物の一つにマニラヤシがあった。ちょうど運良く実が付いていたので、マニラヤシであることが判明したのであるが、マニラヤシという名前そのものは、以前から知っていた。マニラという名前に親しみを持っていたからである。若い頃通っていたスナックに、キャサリンという名の若い女性がいた。彼女は陽気で、上手な日本語でよく話をした。フィリピン人であった。フィリピンの首都マニラの出身であった。

 マニラヤシ(まにら椰子):公園・庭園・鉢物
 ヤシ科の常緑中木 フィリピン原産 方言名:なし
 その名の通りフィリピン原産のヤシ。マニラはフィリピン共和国の首都。ルソン島(といっても、地理の苦手な私にはそれがどこにあるか不詳)にある。英語名もManila palmだが、別名としてChristmas palmとある。3センチほどの実が総状に多数つき、それが熟すると赤くなるので、クリスマスのヤシとなったものと思われる。
 高さ6mほどに留まる比較的小さなヤシなので、民家の庭にも使える。鉢植えの観葉植物としても利用されている。幹には環状紋(竹の節のようなもの)がはっきりしている。

 冬の実

 夏の実
 記:島乃ガジ丸 2006.3.15  ガジ丸ホーム 沖縄の草木
 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
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