ヤツデ
 私は、たらふく酒を飲むがアル中では無い。タバコはだいたい2〜3日で1箱だからニコチン中毒でも無い。薬の類の摂取は嫌いなので、及び、警察の厄介になるのも嫌いなので薬中毒でも無い。なので、私の手に震えがくることはおそらく無い。にもかかわらず、私は、私の3倍ズーム付きバカチョンデジカメで写真を撮ったときに、その2〜3割は何故だかピンボケとなっている。前述の理由で、手振れが原因では無いと思うのだが、脇を締めて、ガシっと手を固定して撮ったときにもピンボケがある。何故だか不思議。
 先日の「八重山スケッチの旅」で竹富島、西表島、石垣島を巡り、その間、私は300枚近い写真を撮った。そのうちの5、60枚はピンボケであった。西表島海底の写真なぞは10枚近く撮ったのにも関わらず、使える写真は1枚だけだった。きっと、カメラに対する知識の無さか、あるいは単純に撮影技術が未熟なせいなのであろう。

 植物のヤツデ、その名前は有名であり、私も知っている。その姿も写真では見知っている。が、実物は、私の散歩道にある民家の庭々では見たことが無く、公園などでも見かけたことは無い。花や実が特に美しいという噂も聞かないので、庭木としてはあまり利用されないのだろうと思っていた。ところが、竹富島の民家の庭でヤツデを発見。高さが1m程度のそのヤツデ、石積みの前にちょこっとあって、景色によく馴染んでいた。
 旅から帰って調べてみると、広辞苑にも『沖縄植物野外活用図鑑』にもヤツデは庭園木であるとの記載があった。葉の形に観賞価値があるのかもしれない。
 ピンボケの多い私の写真、ヤツデに関しては1枚しか撮らなかったのだが、幸いにもこの写真はきれいに撮れていた。10枚撮って9枚ピンボケしたり、1枚撮ってもピンボケしなかったりするのが何故なのか、今もってその原因が私には解らないままである。

 ヤツデ(八手):添景
 ウコギ科の常緑低木 日本の暖地に自生する 方言名:ウーアサグル
 皮質の大きな葉が5〜9に中裂し、掌状になるところからヤツデ(八手)という名前。
 冬(本土では晩秋)、枝の先から大型の円錐状花序を伸ばし、黄白色の小花が群れて多数つき、球状となる。翌年の初夏に球形の果実が黒褐色に熟す。
 高さは2〜5mになり、庭の添景としては使いやすい大きさ。ヤツデという名前の由来と同じく、その葉の形から別名テングノハウチワとも言う。

 花

 実
 葉
 記:島乃ガジ丸 2005.11.20  ガジ丸ホーム 沖縄の草木
 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
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