メキシコハナヤナギ
 ちっとも上達していないが、数年前から私はスペイン語を勉強している。勉強といっても教育テレビでやっている週に1回30分のスペイン語講座を見ているだけだが、それも、私のテレビは8チャンネル(フジテレビ系)以外は映りが悪いので、番組は、親戚の家で録画しているものを見るようにしている。そのビデオを見るのさえ面倒臭がって、なかなか見ない。ビデオはたまる一方。したがって、私のスペイン語は上達しない。
 私は元々勉強嫌いで、特に、英語や国語の書き取りのような単純に覚える系の勉強は苦手にしていて、中二の頃だったが、100問の漢字書き取りで3問しかできず、クラスでビリだったのを覚えている。国語はしかし、書き取りだけじゃなく、全体を読んで内容を把握するような問題もあり、それで点数を稼げたのだが、英語は何しろ先ず単語を覚えなければならない。これが大の苦手。英語は中一から高三までずっと成績が悪かった。
 そんな私が十年前には中国語(これも挫折したが)を勉強し、数年前からスペイン語を勉強している。苦手にしていることなので、挫折したり、上達しないのはしょうがないのである。「まあ、いいさ」である。私は、自分を追い込んだりはしない。

 スペイン語を勉強してから、スペイン語はスペインだけでなく、中南米の多くの国々で母国語になっていることを知った。そういえば昔、西部劇映画でメキシコ人が登場し、「アミーゴ、セニョール、セニョリータ、アディオス」などと言っていたな、などということを思い出したりしたのである。おー、あれは確かにスペイン語であったのだ。
 何年か前に、模合(モアイ)でメヒコという名のレストランを利用した。「メキシコのことを地元ではメヒコと言うんだぜ。」と私は皆に自慢げに語ったのであった。
 南国の明るい空が似合うメキシコ。そんなメキシコが華やぐような名前の樹木がある。その植物、一般にはクフェアという名前が多く使われているようだが、メキシコ華やぐが南国のイメージにピッタリで、私はそちらの名前が好きで、すぐに覚えてしまった。

 メキシコハナヤナギ(墨西哥花柳):花壇・花木
 ミソハギ科の常緑低木。原産分布はメキシコ、熱帯、亜熱帯各地。方言名:無し
 高さは0.5mほどまでにしかならなず、枝も太らないので適宜刈込んで高さを押さえ、グランドカバーとして適する。陽光を好み、成長は速く、萌芽力が旺盛なので、日の当るところに植栽し、刈込んで新枝を出させれば多くの花を咲かせてくれる。開花期は周年。
 別名をクフェアというが、これは属名からきている。クフェア属は約250種もあるらしい。さらに園芸品種も多く、普通に見かけるのは紫色だが、桃色、白色花もある。
 記:島乃ガジ丸 2005.8.2  ガジ丸ホーム 沖縄の草木
 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
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