クビナガバレリア
 会ったことも無い人のことをとやかく言うのはいかがなものか、と思うが、私はタレントの神田うのさんがあまり好きで無い。「貧乏人なんかに用は無い」という性格のように見えるからだ。もしも私が、彼女の同級生かなんかで多少の知り合いであったとしても、まったく相手にされないであろうから、こっちから好きで無いと言いたいのである。
 神田うのさんの、そのように見える性格は好きでないが、彼女の外見はとてもきれいだと思う。顔の造作は私の好みでは無い(高ビーが顔に表れているような気がする)が、そのスタイルは素敵だと思う。細いけれども軟(やわ)では無い。背筋がシャンと伸びていて、立ち姿が美しい。体に必要な筋肉が十分ついているものと思われる。
 彼女は幼少の頃からバレーをやっていたらしい。なるほど、だからあの肉体と、あの姿勢なのだと納得する。ちゃんと努力している高ビーなのである。
 彼女は顔が小さく、手足が細長く、また、首も長くて、肉体の美しい人形を作るとしたら彼女をモデルにしたら良かろうと思うくらいだ。

 今回紹介する植物、クビナガバレリアのクビナガも首長という意味だが、クビナガバレリアという文字を見て、神田うのをすぐに連想した。首長バレリーナ。

 クビナガバレリア(首長ばれりあ):生垣・添景・薬用
 キツネノマゴ科の常緑低木 原産分布はインド・ビルマ 方言名:なし
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』に「花筒にあたる部分が細長いことから、和名がついた」と由来がある。ラッパ状の花の、その根元部分が細長い。バレリアは属名。
 同書には見事な生垣となっている写真が載っているが、私が見たものは民家の庭で、その片隅に1本、添景として植えられていた。
 見事な生垣ができる通り、分枝が多く刈込んで形を作ることができる。生垣にする他、玉造りなどにしても面白いかもしれない。
 枝の先にラッパ状の花をつける。首長の名の通り根元が細く、可愛らしい。花色は、私が見たものは青紫、文献のものは淡い青紫、白色もあるらしい。熱帯地方では周年花を咲かせるとのことだが、沖縄での開花期は10月から3月。薬用にもなるとのこと。

 花
 記:島乃ガジ丸 2008.2.1  ガジ丸ホーム 沖縄の草木
 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
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