ハナセンナ
 既に手放した畑だが、後を継いだGさんが忙しい人なので日照りが続いたら水掛けに、台風の前後には台風対策、後片付けの手伝いに行っているが、ほぼ毎日畑に通っていた頃に比べれば、私に自由時間はたっぷりある。自由時間を家でボーっとしているわけではない。9月には埼玉から友人Kが遊びに来て、2日間付き合い、先日は東京から友人Iが仕事のついでに遊びに来て我が住いに一泊していった。
 その他、家にいる時の多くの時間をパソコン作業、主に薬草の勉強でその表作りなどしており、目が疲れたらその合間に親戚の庭掃除などやっている。と書くと忙しそうみたいだが、時間に追われてはいない。いずれも締め切りのある仕事ではない。のんびりやっている。のんびりやっているとたまにはボーっとしたりもする。ボーっとして過去のことを思い出し、脳廃る爺になっていたりもする。

 ハナセンナの写真のプロパティーを見ると撮影時期は2005年4月となっている。その頃は週休3日で会社勤めしていて、安かったけど一応給料を貰っていて、独身なので勝手に貯金ができ、年に2〜3回は旅に出てのんびり生きていた頃。「結婚はできないだろうなぁ」と諦めて、「1人でのんびり生きて行こう」と、精神的にも楽だった頃。
 当時住んでいた首里石嶺のアパートは、ボロだったけど、西日がまともに差し、クーラーは無くて夏は激しく暑かったけれど、大家とも隣近所の人達とも仲良くできていて、おそらく私の(ハードルの低い)最も幸せだった頃でもある。
 近くに古くからの友人もいて、徒歩2〜3分の箇所にK、そこからさらに5〜6分行ったところにMの家があって、たびたび訪ねユンタクしていた。
 ハナセンナの写真はそのMの家のすぐ近くにあったもの、場所は覚えているが既にその場所は無い、建物が建て替えられてその周辺は昔の面影が無い。「あー、あの頃に帰りたい」と思っても帰る場所が無い。脳廃る爺は空想の中で帰るだけ。 
 ハナセンナ(花旃那):添景・生垣
 マメ科の落葉低木。原産分布は南アメリカ。方言名:なし
 名前の由来、参考文献に記載は無いが、センナについてはコバノセンナと同じで、本種の属名であるSennaという学名から。本種は他のセンナ属の植物に比べ花がより目立つところからハナ(花)と付いたものだと思われる。
 陽光地を好み、半日陰では花付きが悪くなる。耐潮風性も強くないので海浜地の植栽には向かない。高さ2〜3mになるが、強剪定に耐えるので形を整えやすい。
 羽状複葉の葉はコバノセンナに似ているが、コバノセンナの小葉が丸っこいのに対し、こちらの小葉は細長く、先端が尖っているので区別できる。鮮やかな黄色の花はコバノセンナとほぼ同じ見た目。開花期は10月から11月。
 学名はCassia corymbosa Lam. 
 花
 ちなみに、他のセンナの学名と開花期は以下。
 コバノセンナ(小葉の旃那)
 Cassia coluteoides Colladon 開花期は10〜12月。
 ハネセンナ(羽旃那)
 Cassia alata L. 開花期は7〜10月。
 フタホセンナ(二穂旃那)
 Cassia didymobotrya Fresen. 開花期は10〜11月。
 モクセンナ(木旃那)
 Cassia surattensis Burm. F. 開花期は5〜6月、及び10〜11月。
 記:島乃ガジ丸 2018.10.11  ガジ丸ホーム 沖縄の草木
 参考文献
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 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行
 『ニッポンの野菜』丹野清志著、株式会社玄光社発行
 『藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修、NHK出版編
 『やんばる樹木観察図鑑』與那原正勝著、ぱる3企画発行
 『熱帯の果実』小島裕著、新星図書出版発行
 『熱帯花木と観葉植物図鑑』(社)日本インドアグリーン協会編、株式会社誠久堂発行
 『ハーブを楽しむ本』川口昌栄編集、株式会社集英社発行
 『つる植物』沖縄都市環境研究会著 (有)沖縄出版発行
 『熱帯アジアの花』ウィリアム・ウォーレン著、チャールズ・イー・タトル出版発行 
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